【2026年版】医師国家試験の前日対策|持ち物・勉強法・心構えを徹底解説

医師国家試験の準備

第120回医師国家試験(2026年2月7日・8日)を翌日に控えたあなたへ。医学部での6年間、膨大な知識と向き合い続けてきた日々の集大成がいよいよ明日に迫っています。医師国家試験は、きちんと準備を積み重ねてきた受験生がその実力を発揮できれば合格できる試験です。とはいえ、試験前日に「本当に大丈夫だろうか」と不安になるのはごく自然なこと。前日の過ごし方ひとつで、当日のパフォーマンスは大きく変わります。この記事では、医師国家試験の前日にやるべき準備、最適な勉強法、メンタル管理のコツ、そして当日朝までのルーティンを徹底的に解説します。持ち物チェックリストも掲載していますので、ぜひ最後まで読んで万全の状態で試験に臨んでください。

01医師国家試験前日にやるべき5つの準備

試験前日は「勉強の追い込み」よりも「準備と確認」に時間を使うことが合格への近道です。当日に慌てないよう、以下の5つのポイントを確実に押さえましょう。

持ち物を完璧に揃える

前日の夜までに、試験に必要な持ち物をすべてカバンに入れておきましょう。医師国家試験はマークシート方式で実施されるため、筆記用具の準備は特に重要です。

最重要の持ち物は「受験票」です。受験票がなければ受験自体ができません。荷物を詰めるとき、寝る前、出発前と、少なくとも3回は確認することをおすすめします。

また、医師国家試験では例年シャープペンシルの使用が認められていません。鉛筆(HB)を5本以上と鉛筆削り、プラスチック消しゴム(予備含め2〜3個)を必ず準備しましょう。試験中は鉛筆削りを机の上に置くことができないため、あらかじめしっかり削っておくことも大切です。

腕時計も忘れてはいけないアイテムです。試験会場によっては室内に時計が設置されていないケースがあります。電卓機能やアラーム機能のないシンプルなアナログ時計を持参しましょう。スマートフォンを時計代わりにすることは認められていません。

持ち込み可能な物について

持ち込みが認められる物品は年度・回次によって変更される場合があります。必ず受験票と一緒に届く「受験者留意事項」を熟読し、当該年度の最新のルールを確認してください。

試験会場へのアクセスを最終確認する

受験票に記載されている試験会場の住所と最寄り駅を改めて確認しましょう。医師国家試験は土日に実施されるため、公共交通機関は休日ダイヤで運行されています。平日と本数が異なる点に注意してください。

試験開始は例年9時30分です。試験開始の1時間〜1時間半前には会場に到着できるよう、逆算して出発時間を決めておきましょう。2月は大雪など天候の急変もあり得るため、交通機関の遅延も想定したプランBを用意しておくと安心です。

会場が遠方で初めて訪れる場所の場合は、可能であれば前日のうちに下見をしておくとよいでしょう。土地勘のない場所での迷子は、不要な緊張やストレスの原因になります。

当日の時間割を頭に入れておく

医師国家試験は2日間にわたって実施され、1日あたり3ブロックの試験が行われます。最初のブロック(Aブロック)は例年9時30分開始で、試験時間は160分程度と長丁場です(※正確な終了時刻は各回の「受験者留意事項」で確認してください)。

ブロック間の休憩時間は回次・年度によって異なりますが、いずれも想像以上にタイトです。食事やトイレの混雑も考慮して、各休憩時間の使い方をあらかじめイメージしておくとスムーズに動けます。必ず「受験者留意事項」に記載された時間割で正確なスケジュールを把握しておきましょう。

試験開始の約35分前(8時55分ごろ)には試験の説明が始まるため、それまでに着席している必要があります。

体調管理と食事に気を配る

前日の夕食はしっかり食べて、エネルギーを蓄えておきましょう。ただし、食中毒のリスクがある生ものは絶対に避けてください。刺身や生牡蠣など、普段は問題ない食材でも、このタイミングでのリスクは取るべきではありません。

2月は感染症が流行する時期でもあります。手洗い・うがいの徹底はもちろん、花粉症の症状がある方は薬の準備も前日までに済ませておきましょう。虫歯の痛みが気になる方は、痛み止めの準備も忘れずに。

ホテル宿泊の場合の注意点

試験会場の近くにホテルを取っている方も多いでしょう。ホテルに到着したら、まず近隣のコンビニで翌朝の朝食と昼食用の軽食を買っておくことをおすすめします。試験当日の朝は、多くの受験生がコンビニに殺到するため品薄になりがちです。

また、ホテルの部屋は乾燥しやすいため、加湿器の貸し出しがあるか確認しましょう。加湿器がない場合は、濡れタオルを室内に干す、お風呂に湯を張っておくなどの対策も有効です。喉の乾燥は体調不良の引き金になりかねません。

目覚ましは必ず2つ以上セットし、心配な方はフロントにモーニングコールをお願いしておくとより安心です。

02前日の勉強はどうする?最適な過ごし方

医師国家試験の前日に「どのくらい勉強すべきか」は、多くの受験生が悩むポイントです。結論からいえば、前日は軽めの復習にとどめ、心身のコンディションを整えることを優先しましょう。

前日に新しい範囲に手を出さない

前日になって新しい範囲に手を出すことは避けましょう。未知の知識に触れると「こんなことも知らなかった」と不安が増幅してしまいます。医師国家試験は総合力が問われる試験であり、前日の数時間で得られる知識よりも、メンタルの安定のほうがはるかに大切です。

ただし、復習ばかりで頭を使わないでいると、本番で求められる思考力が鈍ってしまうという意見もあります。「まったく勉強しない」のではなく、これまで使い慣れた教材で軽く頭を動かしておく程度がベストバランスです。

必修問題の最終チェックがおすすめ

前日の勉強として特におすすめなのが、必修問題の最終チェックです。必修問題は80%以上の正答率が求められ、他の領域がどれだけ好成績でもこのラインを下回ると不合格になります。

必修問題で問われるのは「臨床的常識」であり、深読みせず素直に解くことが求められます。前日に必修問題集をさっと見直すことで、「常識的な判断」の感覚を再確認できるでしょう。友人と頻出テーマをクイズ形式で出し合うのも効果的です。

禁忌肢の頻出パターンを再確認

医師国家試験では禁忌肢(医師として絶対に選んではいけない選択肢)が設定されており、一定数以上選んでしまうと他の成績にかかわらず不合格となります。

禁忌肢で狙われやすいパターンには、患者の同意なき治療方針の決定、明らかな禁忌薬の投与、必要な検査の不実施などがあります。これらのパターンを前日に再確認しておくことで、本番での「うっかりミス」を防ぐことができます。正攻法の学習を積み重ねてきた方であれば、問題文を丁寧に読むことで十分に回避可能です。

03メンタル管理 ― 前日の不安との向き合い方

医師国家試験は知識の試験であると同時に、メンタルの試験でもあります。前日に不安で眠れない、手が震える――そんな経験をする受験生は決して少なくありません。

「緊張するのは当たり前」と受け入れる

前日は100%緊張します。これは精神的な弱さではなく、大きな試験を前にした人間として自然な反応です。「緊張しないようにしよう」と考えるとかえってプレッシャーになるため、「緊張している自分」をそのまま認めてしまいましょう。

重要なのは、緊張した状態でも普段通りのルーティンを実行できるかどうかです。模試のときから前日の過ごし方をパターン化しておいた方は、それをそのまま再現するだけで十分です。

「ここまで来た自分」を信じていい理由がある

医師国家試験では、毎年大多数の受験生が合格を勝ち取っています。これは裏を返せば、医学部で6年間学び、受験にたどり着いたあなたには、すでに合格に必要な基礎力が備わっているということです。

数字を気にする必要はありません。大切なのは、「自分もその一人になれる」と静かに信じることです。これまでの6年間で積み上げてきた勉強量と時間、そして頑張ってきた自分自身を信じてください。

試験後のご褒美を決めておく

試験が終わった後にやりたいことを具体的にイメージしておくと、前向きな気持ちで試験に臨めます。旅行、美味しいものを食べに行く、趣味に没頭する――何でも構いません。「この2日間を乗り切れば自由が待っている」という意識は、驚くほどモチベーションにつながります。

04前日の夜〜当日朝のルーティン

睡眠を最優先にする

前日の夜は遅くとも23時には布団に入りましょう。「眠れなくても横になっているだけで体は休まる」と割り切ることが大切です。不安で目が冴えてしまう場合でも、スマートフォンやパソコンの画面を見続けるのは避け、リラックスできる環境を作ってください。

どうしても眠れない場合は、翌日のシミュレーションを頭の中で行うのも一つの手です。起床→朝食→出発→会場到着→着席、と流れをイメージすることで、自然と心が落ち着いてくることがあります。

当日朝の行動を時系列で決めておく

当日朝にバタバタしないよう、前日のうちにタイムスケジュールを決めておきましょう。以下は一例です。

時間 行動
6:00 起床・身支度
6:30 朝食(しっかり食べる)
7:00 持ち物の最終確認・出発準備
7:30 出発(余裕を持って)
8:00〜8:30 会場到着・トイレ・最後の見直し
8:55 着席(試験説明開始)
9:30 Aブロック試験開始

※上記はあくまで一例です。会場までの距離や交通手段に応じて調整してください。

05持ち物チェックリスト

以下は医師国家試験当日に必要な持ち物の一覧です。前日の夜と当日の朝、2回チェックすることをおすすめします。

重要:持ち込み可能な物品は必ず最新情報を確認してください

持ち込みが認められる物品や制限事項は、年度・回次によって変更される場合があります。以下のリストはあくまで参考です。必ず受験票とともに届く「受験者留意事項」で当該年度のルールを確認してください。

必須の持ち物

  • 受験票
    最重要。紛失していないか必ず確認
  • 鉛筆(HB)5本以上
    シャープペンシルは使用不可
  • 鉛筆削り
    試験中は試験官の許可を得て使用
  • 消しゴム(プラスチック)
    予備を2〜3個必ず用意
  • 腕時計(アナログ推奨)
    電卓・通信機能付きは不可

推奨の持ち物

  • 昼食・軽食・飲み物
    食べすぎ注意。糖分補給用のお菓子も
  • 黒ボールペン
    現住所確認用紙の訂正用(フリクション不可)
  • ゴミ袋(ビニール袋)
    ゴミは持ち帰り
  • 上着・カーディガン
    会場の温度は場所によりまちまち
  • 常備薬
    頭痛薬・胃薬・花粉症薬など
  • マスク
    感染症予防・花粉対策に

あると便利な持ち物

  • 耳栓
    休憩中の集中確保に
  • 座布団・クッション
    長時間の着席対策
  • 目薬
    目の疲れ対策に

※ひざ掛けはNGとなる場合があります。温度調整は脱ぎ着しやすい服装で対応しましょう。衣服は無地のものが指定される場合があります。詳細は「受験者留意事項」をご確認ください。

06まとめ ― あなたの6年間を信じて

医師国家試験の前日は、誰もが不安と緊張を感じます。しかし、前日に新しい知識を詰め込むことよりも、「万全のコンディションで2日間を乗り切る」ことのほうがはるかに合格に直結します。

前日にやるべきことまとめ

  1. 持ち物・アクセス・時間割の最終確認を済ませる
  2. 勉強は使い慣れた教材で軽い復習に留める(必修・禁忌肢の見直し推奨)
  3. これまでの積み重ねを信じて、メンタルを安定させる
  4. 睡眠を最優先にし、当日朝のルーティンを決めておく

医師国家試験は、しっかり準備をしてきた人が実力を出し切れば合格できる試験です。これまで積み重ねてきた努力を信じて、平常心で試験に臨んでください。2日間を全力で乗り切ったその先には、医師としての新しいキャリアが待っています。

明日のあなたの健闘を心から応援しています。