推薦で医学部に入ったあなたへ「生物学習の重要性」と「リメディアル教育」のススメ

推薦で医学部に受かったら、まず生物の勉強をしようという話しーリメディアルの紹介ー

はじめに

皆様、初めまして!
CES医師国試予備校で医学の講師をしております、なつと申します。

 

まずは医学部合格おめでとうございます。
それぞれ色んな思いがある事だと思います。まだ実感がない人もいるかもしれませんね。

そんな皆様に、今日は医学部の内情に少し触れながら、入学までにやっておくと役立つ知識をお話させていただこうと思います。

医学部での生活は基本的に今までの延長戦です

大学と言えばバイトにサークル活動にと、課外活動に多く励めるイメージがあると思いますが、はっきり言って医学部はそうはいきません。厳密なスケジューリングを行った上で課外活動に励まないと留年します。

医学部での生活は基本的に今までの延長戦です

 

入学すると、先輩たちが「一年生は遊べる」「テストは過去問をやっておけば余裕」などと甘い言葉を吐くと思いますが、基本的にそれは嘘だと思ってください。それは後輩に格好をつけているだけです。裏ではガリガリと授業のレジュメに噛り付いて復習しています。

 

このように、基本的に医学部での生活は、通常の大学生活とは異なって生活の中心を勉強に据えておく必要性があります。
はい、結局受験生活と基本的には同じなんです。

 

ですが、受験と大きく異なるのは、数学や英語、国語といった、性質の異なる科目を並列してやっていくというようなものではなく、主に理科(特に生物)を深く深く掘り下げていく事が医学部では求められます。

 

なので、生物の知識がない人は、高校生物の知識が前提になっている為、地獄を見ます。だからこそ、この合格してすぐの時期に、僕から皆様に勧めたい事があります。それは、生物の勉強をこのタイミングですること! でも、どうやって? 今からその話をします。

皆様はリメディアル教育という概念を知っていますか

 

あまり聞きなれない言葉だと思いますが、リメディアル教育とは「大学教育を受けるにあたって不足している学力を補うために行われる教育」の事を示します。

 

医学部の受験においてこのリメディアル教育の対象になる人は理科で物理を選択していた人で、あなた方は物理を選択していた為に、全く生物の知識がないまま医学部に入学することになります。その結果どうなるかという話は……先ほど述べた通りです。

 

しかも、推薦合格した人たちは大学側から生物の課題が出されたりすることがあると思いますが、正直なんの下地もなく、この宿題にどうやって取り組んでいいのかさっぱり分からない事だと思います。

 

そこで、リメディアル授業です。予備校を利用し、リメディアル授業を受ける事で、生物という科目の考え方や、基礎医学の考え方などを効率よく学ぶことができます。頻度は皆様で決めることができますので、上手くやれば程々に遊ぶこともできます。

 

ちょっとの苦労で、効果絶大!?

受験が終わったばかりで遊びたい気持ちでいっぱいでしょうが、遊んでも良いのでほんの少しだけ、勉強をするという習慣を持っておくと、医学部入学後に授業が楽になります。これから先に大きな苦労をしなくて良いように、今ほんの少しだけ苦労をしておきませんか。

 

僕たちCES医師国試予備校の講師一同は、医学部推薦入学の皆様の生物の勉強を、個々人のレベルに配慮しながら、全力でサポート致します。

生物の基礎知識がある人は、こんな形の授業も可能です

高校では生物が選択科目だったので、リメディアル教育なんて必要ない。そのように思われる方もいらっしゃるかもしれません。

そういう方には、生物のさらに先の、医学部一年生の段階でまず学ぶことになるである基礎医学の知識を、現段階から予習として教えることも可能です。

今の時期に基礎医学を予習しておく最大のメリットは、余裕のない医学部の生活に余裕を持てるようになるという点です。

 

余裕のある学生生活

 

医学部に入学しますと、1年生は一般教養と専門科目が絶え間なく、2年生は解剖を始めとした基礎医学科目が続々と、3年以降になれば臨床医学の授業が始まり、そうやってジェットコースターのように専門科目の授業が進んでいき、気が付けば6年間が終わっているような慌ただしい生活を送る事になると思います。一瞬でも気を抜くと留年します。

 

なので、今の段階で基礎医学の勉強を先取りしておくと、1年生、そして全国の医学部で最も鬼門と言われている2年生でかなり楽な気持ちで授業に挑むことができます。

 

生物選択の皆様も、是非僕たちまで相談いただければ歓迎致します!

医学部以外の、薬学部・歯学部の皆様も是非ご検討ください

 

これまで医学部を中心にお話をしてきましたが、ここまでのお話は医学部以外にも、薬学部や歯学部の方々にも当てはまるお話です。

 

薬学部も歯学部も、生物の知識がかなり求められます。ですが、やはり物理選択だと知識がどうしても不足してしまい、かなり授業がきつい、という結果になってしまいがちです。

ですので、薬学部や歯学部に推薦で合格された方々も、是非この合格したての時期にリメディアル授業を受けていただければと思います。

 

医学部以外の、薬学部・歯学部の皆様も是非ご検討ください

 

当予備校では医歯薬それぞれに精通した講師が皆様の指導に当たります。

僕は主に医学部の学生さんを担当しておりますが、ご縁があれば薬学部・歯学部の学生さんともお会いできればと思います。

終わりに

 

最後に、ここまで医学部に入ってからも勉強が主体の生活が続くというお話をさせていただきましたが、全く課外活動ができない訳ではありません。

要するにスケジュールを如何に上手く組んで、効率よく遊ぶかという事が重要なのであって、ずっと遊びっぱなしとは行かないよ、というだけのお話なのです。

 

上手くスケジュールを考えてやれば、サークル活動だって行く事ができますし、恋人を作ってデートに行く事も出来ますし、バイトだってできます。あくまでも勉強が本分であるというところを忘れてしまってそういう課外活動のみにいそしむようになるからこそ、課外活動をするな、などという価値観がはびこる事になるのです。

 

結局、社会人になれば仕事量とプライベートのバランスを考えながらスケジュールを立てていくことになります。その練習を、この合格したタイミングから始めてみてはどうでしょうか。僕たちが皆様にリメディアル授業を提案する理由は、そういうスケジューリング能力を培っていくという観点からも有効だと考えているからというのもあります。

 

医歯薬の6年間で、留年せずに大いに学び、大いに遊ぶために。
皆様是非、当予備校のリメディアル授業を受けてみてください!
講師一同、心よりお待ちしております!


著者プロフィール

CES医師国試予備校 講師

市中病院勤務の脳神経内科医。趣味は釣りと小説と東洋医学。臨床をこなしながら、CES医師国試予備校で講師として「アウトプットする授業」をモットーとして学生の指導に当たっている。